素朴な味わいチャンチグクス

無謀にも水も食料も持たずに登った大田の宝文山(ポムンサン)。
下山途中でなんとか水にありつけたものの、がりぼんのお腹はペッコペコの状態だった。
もうしばらく歩いて行くと、なにやら賑やかな音が聞こえ始めた。
それは歌のような・・・ラジオから聞こえてくる音楽でもあるような・・・とにかく人の気配がしたのだ。

どうやら飲食店がありそうな雰囲気だぞ!
もう少し近づいてみよう!!

まさに山の中の食堂、山と一体化してるレストランだ。
他にも3、4件の食堂があったんだけど、一番近い所に入る事にした。

一応、がりぼん以外にもお客さんはチラホラ。
こんな所で日本人に会うなんて珍しいのか、いろいろ話しかけてくるアジョッシなんかもいたりしたな。
メニューはというと、こんな感じ。

どんな食べ物が美味しいのかも知らない状態だったんだけど、やたらとアジョッシが 「ラミョンか?」 と聞いていた。
いやいや、こんな遥々大田の山まで来てインスタントラーメンじゃ味気ないでしょ?
「一番美味しい物は何ですか?」 と聞いてみたら 「チャンチググス」 という返事が返って来た。
とりあえず、どんな麺かも知らずに頼んでみたんだけどさ。
注文を受けてから作るのか、しばらく待たされたな。
この店の奥さんが一人で切り盛りしてる様子だった。

具沢山の麺にキムチと実にシンプル♪
値段は確か・・・ 3,000ウォン  だか 4,000ウォン  だったかそれくらいだったな。
見た目は辛くなさそうだけど、青唐辛子がスープに煮込まれてるのか?
ほんの少しだけピリッとした味わいのスープだった。

キムチはと言うと・・・これがザ・キムチ!
わりとキムチ独特の臭みのようなものが強かった。

ソウルで食べるキムチなんかはサッパリしてる物とかが多くって日本人も食べやすい味だよね?
癖が強くって日本人のがりぼんには食べ辛いキムチだったな。
地方にやお店によってキムチの味もずいぶんと違うもんだよね。

チャンチグクスの中には煮干も入ってる。
昆布もでかいのが一枚ど〜っと入ってたけど、スープの出汁は海鮮風味だったね。
日本人には食べやすい味、具も多くって美味しい。

麺の量が意外と多くってボリュームがある。
全体的には薄味の優しい素朴な味わいだったね。
こういった麺を食べる時にがりぼんはいつも思う事があるの。
麺を半分に減らして具を倍にしてくれたらなぁ〜って。
でも、世間一般の人は麺とか大好きだよね。
がりぼんが食事をしてる所へ、ちょうどタイミング良く野良ニャンコが登場。

「ごはんくれにゃ〜」
・・・て、言ってるに違いない。
猫様がこの世で一番大好きながりぼんは 「よしよしお食べ」 と言いたかったんだけどね。
お店にいたアジョッシが  「バリ カー!!」 (早く去れ)って連発してたの。
もしもここでがりぼんが餌付けしてしまってもお店に迷惑がかかっちゃうしね。
心を鬼にしてご飯をあげなかったのさ。
あのニャンコは今頃。。。




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