キミの名前は？ - がりぼんさんどこ行くの？

梨花洞（イファドン）の路上美術館をひとしきり堪能したがりぼんは、階段を登ったり下りたり、行ったり来たりで少々くたびれてた。
時間もちょうどお昼だし、もう一度大学路（テハンノ）に戻って一休みする事に。
もっともっと散策してみたら何か出てきそうだけどね。。

出来る事ならがりぼん画伯もどこかに落書きさせてほしかったなぁ〜。
そんな事を考えながら梨花洞の街とお別れした。
大学路に向かう帰り道でどこからともなく、がりぼんを呼ぶ声がする。
「にゃあぁ〜」
がりぼんがこの世で最も無視できない声だ！

がりぼん；「どしたの？」
子猫さん：「にゃ〜」
誰かお友達でも待ってるのかなぁ・・・？

がりぼん：「お名前はなんて言うの？」
子猫さん：「・・・・・。」

そうか。。キミは名前のない子猫さんなんだね。
がりぼん：「もう行くね、また会おうね。。」

まるで、後ろ髪を引かれる思いでがりぼんはこの場を立ち去った。。
だってお昼の時間だし！
かわいい、かわいい、子猫さん、がりぼんに声をかけてくれてありがとう！