台湾一周大冒険計画〜ついに太魯閣を歩いて下りきるの巻〜

燕子口を見学し終えてから、ひたすら地道に歩き続けるがりぼん。。そろそろしんどくなってきた。しかも空の様子も朝の快晴とは少し変わり雲が出て来た。山の天気は変わりやすいし、特に今の時期、台湾は一応梅雨、毎日のように夕立がある。気持ちもだんだん焦ってきた。ふと足元を見るとナント!蛇を発見!!天然自然の蛇さんですぞ!!動きが速い。
       
そんなこんなで歩きに歩くがガイドブックを見ても燕子口からはとりわけポイントとなる物がしばらく出てこない様子。あ〜っ、疲れたなぁ。。と、前を見ると人の気配が!!タクシーをチャーターして観光してる外人さんが弁当食べてる!がりぼんも少し休憩していこう!!しかも、なかなか先が見えないと思っていたが回りの景色を見てみるとだいぶ低い所まで来てるようだった。
 
持っていたバナナとクラッカーを食べ水を飲んだ。ふぅ〜。食べ物のチョイスも良かったのかお昼を食べていないのにお腹は丁度いい具合に落ち着いた。タクシーのオジサンと少し会話をしたのも良かったのか気分もすっかり回復し再び歩き始めた。しばらく行くととっても大きな橋があった。
       
橋の名前を見ると「寧安橋」と書いてある。ガイドブックで確認すると、太魯閣国家公園の入口までだいぶ近づいてることがわかった。嬉しい!テンションも再びあがる!この寧安橋の近くには小さいながらも何やら仏閣なのか廟があった。中の様子を覗いて見ると白い服を着た女性の信者の方々がたくさんいたね。彼女達はいったい何処で暮らしてるのだろう?と、少々気になってしまった。
 
橋の周りの景色を見ても、かなり下の方まで下って来た事がわかる。あと少しに違いない!がんばろう!!
 
更にしばらく行くと観光バスやら観光客やらでにぎわってる所があった。行って見るとガイドブックにも載っている「長春祠」という祠だった。遠くの方からしか見れてないけど今もあそこに人がいるのだろうか?と気になってしまった。そういえば歩いてる途中で一人尼さんがキャリーを引いて登って行くのを見たがあの人はひょっとして天祥にある祥徳寺の尼さんだろうか?と考えてしまった。。だとしたら過酷な生活を送ってるのだなぁ・・自分には無理だなぁと思ってしまったよ。今こうして写真で見てみると、この長春橋を渡っていくと長春祠まで行けるのかも知れないね。この時のがりぼんは体力が消耗しきっててそんな事も考えなかったけど・・・。
 
この長春祠の見えるポイント地点ではちょっとした休憩所があり、ここでもトイレに行って残りのバナナとクラッカーを食べ終え、水を飲んで長春祠を眺め休憩。何とも雰囲気があるね。
              
もうここまで下って来れば、あとひと踏ん張りだろうと再び歩き始めた。この辺だと自転車に乗ってやって来てる子供の姿も見れるようになる。歩いていると燕子口で見かけた女の子二人組で自転車旅行をしてる人たちに声をかけられた。「あそこから歩いてきたの?すご〜い!!あと少しよ!がんばって!!」と。
       
つ、ついに!下まで下りきったぞ〜!!と、思ったのもつかの間。ここからバス停までが結構距離があったんだけどね。しかもバス停も場所がいまいちよく分からず人に聞きまくって見つけたバス停には日本人夫婦がいた。どうやらちょうど良い時間のバスがないらしい。彼らはそのまま待つと言ってまっていたが、一時間も待ってられないのでそのまま真直ぐ歩いていった。ある程度時間をつぶした所でバスを待つことにした。疲れたし。目の前にあるセブンイレブンでアイスを食べてたら激しい夕立が。。良かった、歩いてる時じゃなくて。バスに乗って降りる頃には雨はあがってました。あ〜、われながらお疲れ。がりぼん。。。 
セブンイレブンで食べたアイスは格別の味。  良かった。生きてる・・。生きて下って来れた。